
漫画「みいちゃんと山田さん」36話(1)では、瀕死のみいちゃんの前に一人の人物が現れます。
この人物について、「最後に現れた人物=みいちゃんを殺害した犯人」と考えた読者も多いのではないでしょうか。
実は私も、最初に読んだときはそう考えていました。
しかし36話(1)を読み返したことをきっかけに、「本当にそうだろうか?」という疑問が生まれました。
さらに原作を読み返していくと、今度は私自身の考察にも矛盾する描写が見つかりました。
この記事では、作中の描写を整理しながら、最後に現れた人物の正体について考察していきます。
この記事は36話までのネタバレありです!未読の方はご注意下さい!
【36話(2)公開後追記】
36話(2)が公開され、最後に現れた人物の正体が判明しました。
正体は、みいちゃんの母親・芽衣子です。
一方で、この記事は36話(1)公開時点に考察した内容として残しています。当時どのような伏線から考察したのか、答え合わせも含めてご覧ください。
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みいちゃんと山田さん 死の直前に現れた人物が犯人?
36話(1)では、瀕死状態のみいちゃんの前にある人物が現れます。
その直後にみいちゃんは亡くなったと思われるため、「最後に現れた人物が、とどめを刺したのではないか」と考えるのは自然な流れです。
私も最初はそのように考えていました。
みいちゃんの遺体には首を絞められたような跡が見られたので、最後にやってきた人物が絞殺した、そう推理したのです。
しかし、36話(1)に気になる描写がありました。今回、みいちゃんは首にもロープが巻かれた状態で拘束されています。
つまり、遺体の首に残っていた跡は、最後に首を絞められた痕ではなく、拘束されていた際についた跡だった可能性があります。
もちろん断定はできませんが、この描写を見る限り、「首にロープ跡がある=最後に現れた人物が首を絞めて殺害した」と考えるのは少し飛躍があるように感じました。
また、みいちゃんは
- 薬物の過剰摂取
- 頭部からの出血
- 真冬に下着姿で放置されたことによる低体温
など、複数の要因が重なって命を落とした可能性も考えられます。
そう考えると、最後に現れた人物が「殺害した人物」だったとは限らないのではないでしょうか。
みいちゃんと山田さん もし犯人だとするなら誰?
仮に、最後に現れた人物が犯人だとする場合、違和感もあります。
これまでに登場した人物で、思い当たる人物を一人ずつ考えてみても、しっくりこないのです。
高橋やその仲間たち
暴行を加えて放置した高橋たちが、再び戻ってきて「探したよ」と声を掛けるのは不自然です。
ムウちゃんママ
ムウちゃんママは夜の時点でみいちゃんを目撃しています。
その後に通報した可能性はありますが、翌朝改めて一人で探しに来る展開は、これもまた不自然です。
ムウちゃん
ムウちゃんママはムウちゃんを守ろうとしていました。
みいちゃんに関わらせたくないという思いを考えると、一人で探しに行かせるとは考えにくいでしょう。
みいちゃんを目撃していたとしても、ムウちゃんにだけは絶対に教えないと考えられます。
みいちゃんの母と祖母
母親は、みいちゃんが宮城に戻って来てからの描写から、引きこもり気味に見えます。
積極的に娘を探しに外へ出るような人物とは想像しづらいです。
祖母は可能性がゼロではありませんが、発見時の反応があまりにも落ち着いているように感じました。
みいちゃんと山田さん 「山田さんって誰?」というセリフが意味するもの
宮城でみいちゃんに関係する人物を一人ずつ考えた結果、明確に最後に現れた人物だと言える人はいませんでした。
では、東京でみいちゃんと関係のあった人物という可能性はあるのでしょうか?
最後に現れた人物は、「山田さんって誰?」という言葉を口にしています。
このセリフから考えると、東京でのみいちゃんの関係者ではないようにも思えます。
もちろん山田さん本人が「山田さんって誰?」と言うとは考えにくいため、山田さん本人という可能性も除外できそうです。
そうなると残されるのは、
「最後に現れた人物は警察や捜索に関わった人など、事件とは無関係の人物ではないか」
という可能性です。
ところが、物語をさかのぼった5話に登場する「あるニュース記事」の描写を思い出すと、この考えにも疑問符がついてしまいます。
次の章では、この点を詳しく掘り下げていきます。
みいちゃんと山田さん 「身元不明の遺体」という記事の謎
5話のラストで、山田さんがニュース記事を印刷したものを持っているのですが、そこに「身元不明の遺体」と書かれているのです。
ここで疑問が生まれます。
最後に現れた人物は、「探したよ、みいちゃん」と名前を呼んでいました。
つまり、その人物はみいちゃんのことを知っていたはずです。
もし、その人物がみいちゃんを発見し、助けようとした人物だったのであれば、ニュースで「身元不明」と報じられるのは少し不自然にも思えます。
もちろん、ニュースが速報段階だった可能性など、説明できる余地はあります。
しかし、この描写によって、「助けに来た人物説」にも疑問が残るようになりました。
【36話(2)公開後追記】
36話(2)で最後に現れた人物は、みいちゃんの母親・芽衣子だったことが判明しました。
また、ニュースで「身元不明の遺体」と報じられていた理由も明らかになります。
芽衣子は亡くなったみいちゃんを山中に埋め、その後、山田さんがみいちゃんを捜しますが、関係者は真実を語りませんでした。
そのため、発見当初は身元不明として扱われていたことになります。
36話(1)の時点では矛盾だと思っていた描写も、36話(2)で見事に回収された形になりました。
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実は、最後に現れた人物の正体以外にも、まだ気になる伏線が残っています。
最終回で回収されそうな伏線や結末予想については、こちらの記事で詳しく考察しています。
▶「みいちゃんと山田さん」最終回はどうなる?残された伏線を整理
まとめ 36話(2)で最後に現れた人物の正体が判明
この記事では、作中の描写を整理しながら、最後に現れた人物の正体について考察しました。
この記事は36話(1)公開時点で考察した内容です。
当時は、
- 最後に現れた人物=犯人とは断定できない
- 助けに来た人物の可能性もある
- ただし「身元不明の遺体」というニュース記事が気になる
と考察していました。
そして36話(2)で、最後に現れた人物はみいちゃんの母親・芽衣子だったことが判明します。
芽衣子はみいちゃんを背負って連れ帰ろうとし、「みいちゃんはママの宝物」と語りかけますが、みいちゃんはそのまま息を引き取りました。
パニックになった芽衣子は遺体を山中へ埋め、その後も周囲が真実を語らなかったため、「身元不明の遺体」というニュースにつながっていたことも明らかになります。
36話(1)では多くの読者がさまざまな考察をしていましたが、36話(2)で伏線がきれいに回収された印象でした。
最後に現れた人物の正体は36話(2)で判明しましたが、本作にはまだ気になる伏線がいくつか残されています。
最終回で回収されそうな伏線や結末予想については、こちらの記事で詳しく考察しています。
▶「みいちゃんと山田さん」最終回はどうなる?残された伏線を整理
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