
『ムシバミヒメ』は、同居人の“違和感”が少しずつ日常を侵食していく、心理サスペンス色の強い作品です。
穏やかだったはずの共同生活が、気づけば取り返しのつかない恐怖へと変わっていく――そんな背筋の冷える展開が続きます。
この記事では、『ムシバミヒメ』1〜3巻までの物語の流れと、作品が放つ恐怖の魅力を振り返っていきます。
ムシバミヒメ 基本情報
- 作者:東元俊哉
- 出版社:新潮社
- 掲載:バンチコミックス / くらげバンチ
- ジャンル:ホラー/ サスペンス
※ここから先はネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
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ムシバミヒメ 1巻あらすじネタバレ
(第1話~第7話)
小説家志望の大学生・田中愛は、家賃節約のために募集サイトで知り合った女性・山口美羽と同居を始めます。美羽はどこか影のある雰囲気をまとっていましたが、愛の作品のファンだと語り、最初は穏やかな共同生活が続いていました。
しかし、美羽の言動に少しずつ“違和感”が積み重なっていきます。愛の持ち物を勝手に使ったり身につけるだけでなく、愛の外見を真似るような行動まで見せ始めたのです。
愛は不気味さを覚えつつも、この異様な日常を「小説のネタにできる」と割り切り、同居を続ける決断をしました。
そんな中、美羽の過去を知る人物から「本物の美羽には特徴的な痕がある」と聞かされます。疑念を抱いた愛は、ある方法で美羽の身体を確認しますが、そこには痕跡など存在していなくて……。
その瞬間、愛は悟ります。
自分の隣で暮らしている“山口美羽”は、別人だと。
一方で、警察は湖で発見された女性遺体の体内から、不可解な“ある物”を見つけ、猟奇事件として捜査を開始していました。
小説のネタになるからと、さっさと同居を解消しなかった愛もどうかと思いますが……。愛の身に起きている異常と猟奇事件、絶対どこかでつながっていそうです。
ムシバミヒメ 2巻あらすじネタバレ
(第8話~第16話)
愛は異常な同居生活に耐えきれず、吹雪の中で逃走を試みます。しかし、追いかけてきたニセ美羽によって思わぬ事故に巻き込まれ、重傷を負ってしまいます。
入院中の愛に対し、ニセ美羽は平然と嘘を重ね、まるで「本物の美羽」であるかのように振る舞い続けます。
退院後、愛は刑事の馬場や、かつての美羽の同居人・林由里子と接触し、現在の“美羽”がまったくの別人である可能性にたどり着きます。
しかし、ニセ美羽の執着はさらに加速。愛になりすまして出版社に現れ、愛の作品を否定するような行動を取り、愛の社会的信用をじわじわと奪っていきます。
さらに、愛の友人たちの個人情報を流出させ、周囲の人間関係まで破壊してしまいました。そしてついに、愛を支えていた人物が“ある事件”に巻き込まれてしまいます。
ニセ美羽の狂気が一気に牙をむき、愛の人生が音を立てて崩れ始めるのが怖すぎます!愛はこのままどうすることもできないのでしょうか?
ムシバミヒメ 3巻あらすじネタバレ
(第17話~第24話)
愛は“殺人犯”として指名手配され、逃亡生活を余儀なくされます。
防犯カメラには愛そっくりの姿が映り、現場には愛の痕跡が残されていたため、状況は絶望的でした。それでも愛は、真相を知る由里子に助けられ、亡くなった友人のために反撃を決意します。
一方、ニセ美羽は警察に自ら接触し、愛を追い詰める証言を重ねていきます。しかし、馬場刑事は事件の不自然さに気づき、現場にいた“もう一人の女”の存在を疑い始めます。
愛はニセ美羽の過去を調べる中で、犯人が北海道・鵡川町出身の人物である可能性にたどり着きます。
ニセ美羽の部屋には、卒業アルバムから切り取られたと思われる複数の女性の写真が貼られており、そのほとんどがすでに命を落としていることが示唆されます。 そして、残された最後の1枚が――愛でした。
一方、愛はなぜ自分がニセ美羽に狙われているのか全く心当たりがありません。しかし、分からないながらも、SNSを利用してニセ美羽を誘い出すためのある罠を仕掛けます。
ついに、愛とニセ美羽の対決が動き出すところで、3巻は緊迫したまま幕を閉じます。
追われる側だった愛が、ついに自分から動き出す展開が熱いです!
ムシバミヒメ 4巻 発売はいつ?【最新刊情報】
『ムシバミヒメ』4巻 の最新刊情報です。
発売日:2026年2月9日(予定)
価格:713円(10%税込)
電子書籍配信予定
現在、Amazon・楽天ブックスなどで予約受付中です。
※コミックシーモアなどの電子書店は、発売直前に配信開始されることが多いため、確認でき次第追記します。
※試し読みは配信開始後に追加予定です。
ムシバミヒメ 感想と考察
ムシバミヒメ」の怖さは、ニセ美羽の表情といった絵ももちろん怖いのですが、なんといっても「普通にありそう!」というリアルさにあります。
自分にも起こりうる、すぐそばにある恐怖を描いています
派手なスプラッタではなく、「隣にいる人が少しずつ自分を侵食してくる」という"生活圏ホラー"が好きな人にはとても刺さる作品です。
直接的な表現は避けられているものの、「境界を踏み越えられる恐怖」が中心テーマとなっています。
また、主人公が段階的に追い詰められていく構造がうまく、「次の巻を読まずにいられない」タイプの緊張感があります。
物語は段階的に謎を明かしていく構成なので、じっくりと恐怖が積み重なっていく感覚を味わえます。
ただし、いくつか注意点もあります。主人公が長く不利な状況に置かれるため、"スカッと系"を求める方にはおすすめできません。
また、テンポ重視の人にはやや進みが遅く感じるかもしれません。
ムシバミヒメ こんな人におすすめ
おすすめの人
- 心理的な怖さが好きな人
- なりすまし・同一化・執着系の物語が好きな人
- じわじわ追い詰められるサスペンスが読みたい人
おすすめしない人
- 身体的・精神的な“侵害描写”が苦手な人
- 追い詰められる展開が続くと疲れてしまう人
- 犯人の正体や動機を早く知りたいタイプの人
ムシバミヒメ おすすめポイント
- 日常がじわじわ侵食される恐怖がリアル
同居人の違和感 → 模倣 → なりすまし → 社会的破壊という“段階的な狂気”がとてもうまく、恐怖をあおられる! - 主人公・愛の心理描写が丁寧で共感しやすい
「逃げたい」「でも証明できない」「誰も信じてくれない」という葛藤がリアル! - 犯人の背景にある“闇”が物語に深みを与えている
ただのストーカーではなく、過去の土地・人間関係が絡んでいそう!
ムシバミヒメ rawで読むのは危険です【違法サイト注意】
漫画rawなどの無料サイトは違法です!
「ムシバミヒメ」を読む際に、違法サイトは利用しないようにしましょう。違法サイトを利用することは、著作権法に違反し、次のようなリスクが伴います。
違法サイトのリスク
- ウイルス感染
- ワンクリック詐欺
- 逮捕の危険性
このようなリスクを避けるためにも、無料サイトを検索することすらやめましょう。
正規の配信サイトを利用して漫画を読むことは、作家さんの創作活動を支えることにもつながります。
安全に漫画を楽しむよう心掛けましょう。
まとめ
この記事では、『ムシバミヒメ』1〜3巻までの物語の流れと、作品が放つ恐怖の魅力を振り返りました。
『ムシバミヒメ』1〜3巻は、主人公・愛がじわじわと追い詰められていく過程が丁寧に描かれ、読者の不安を煽り続ける構成になっています。
ニセ美羽の正体や目的が少しずつ明かされ、3巻ではついに愛が反撃へと踏み出す段階に入りました。
4巻では、長く続いた“侵食”の関係がどのような決着を迎えるのかが大きな見どころになりそうです。続きが気になる方は、ぜひ最新巻で確かめてみてください。
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