
漫画『花秘める君のメテオール』は吸血王子と生贄の少女が織りなすダークファンタジーロマンス。
運命に抗う物語が「切なくて美しい」と評判の一作です。
この記事では漫画「花秘める君のメテオール」のあらすじやみどころについて軽いネタバレありで解説します!
花秘める君のメテオール 作品情報
- 作者:珠森ベティ
- 出版社:ライブコミックス
- 掲載:COMICエトワール
- ジャンル:恋愛ファンタジー
花秘める君のメテオール あらすじ
両親を事故で亡くし身寄りのないステラは、クインウィッチ子爵家に引き取られ、『光の王国』と呼ばれる国で幸せに暮らしていました。
ある日、義妹のリリネットが"怪物の生贄に選ばれてしまいます。
王国では数百年に一度生娘を捧げなければならない呪われた怪物の伝説が語り継がれていたのです。
ステラは号泣するリリネットの代わりに生贄となることを決意し、怪物の待つ屋敷へ向かいます。
そこで出会ったのは、美しくも恐ろしい青年・ラビ――"呪われし怪物"と呼ばれた王子でした。
100年ごとに吸血衝動が暴走してしまうというラビに血を吸われたステラでしたが、今までの生贄とは違い、なぜかステラは生き延びていて――。
花秘める君のメテオール 見どころ&感想(軽いネタバレあり)
過去に吸血された生贄の少女たちは全員死亡していたのに、ステラだけが生き残ったことで物語が動き出します。
「バケモノ」と罵られるラビに、ステラは「放っておけない」と真っ直ぐに向き合います。
さらに他の生贄の少女たちの逃亡計画を聞いてしまったステラは、ラビを守ることを決意。
そして襲撃からラビをかばったステラに、ラビは「独りよがりで自分勝手だ」と突き放しますが、ステラは笑顔で「もっと知りたい」と答えるのです。
ところがラビをかばったステラの胸には、魔法の死の蜜を塗ったかんざしが刺さっていて――。
この後のラビの行動がふたりの距離を一気に縮めていくので必見です!
まず何より作画が素晴らしいです!繊細で美しい絵柄に惹き込まれます。
ステラとラビは二人とも純粋で初々しく、恋愛の進展を見ているこちらが照れてしまうような場面もありますが、そこがとても良いです!!
そして血の繋がらない家族に育てられたステラですが、この義家族の温かさが印象的でした。家族みんながとても優しく接してくれるので、ステラがこんなにまっすぐで素直な性格に育ったのも納得できます。
ストーリーには呪いや生贄といったダークな要素が含まれていますが、登場人物たちの優しさに癒されながら読み進めることができます。シリアスな設定でありながらも、温かみのある作品です。
花秘める君のメテオール おすすめポイント
- 吸血王子と生贄少女の切ないファンタジーロマンス
- 諦めずに前を向くヒロインの強さに心打たれる
- 美しい世界観と謎が散りばめられたストーリー展開
まとめ
この記事では、漫画「花秘める君のメテオール」のあらすじやみどころについて軽いネタバレありで解説しました。
生贄として捧げられた少女・ステラが、呪われたラビを救おうと奮闘する姿が健気で美しい作品です。
ダークな世界観の中で育まれる2人の絆と、ステラだけが生き残った謎が物語を引き込む力になっています。
「ダークファンタジー」「吸血鬼もの」「運命に抗うヒロイン」が好きな人におすすめ。
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