「十億のアレ。」最終回まで全巻ネタバレ！最新9巻更新

宇月あい先生の漫画「十億のアレ。～吉原いちの花魁～」は、育ての親の借金返済のため現代版・吉原に売られた美少女・明日風が、遊女として生きることを強いられる中で過酷な運命に立ち向かうサスペンスドラマ！

この記事では漫画「十億のアレ。」のあらすじをネタバレしつつ、最終回までご紹介していきます！

ここから先はネタバレを含みます！ご注意ください！

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「十億のアレ。」1巻あらすじネタバレ

現代に再現された吉原に売られた美少女・明日風は、逃げ出そうとしますが、暴走した客に襲われかけます。

ちょうど通りかかった客の糀谷に助けられた後、用心棒の三倉に連れられ、花扇の楼主のもとへ。

そこで自分が10億で買われたこと、さらに養父母が行方をくらまして連絡が取れないことを知らされます。

養父母に裏切られ、投資として育てられた事実を知った明日風は、怒りと悔しさを力に変え、"アザミ"という源氏名で吉原で働く決意を固めます。

教育係・睡蓮の指導のもと、遊女になるための稽古に明け暮れる日々が始まりました。

宣伝活動を通じて自分の魅力を自覚する一方、男性への恐怖や過去のトラウマとも向き合います。

ルームメイトのつくしからは、吉原を「攻略すべきゲーム」と考えればいいと助言され、前向きに歩み始めます。

そしてついに、アザミの運命を左右する水揚げの相手が決まり……。

（第1話～8話収録）

「十億のアレ。」2巻あらすじネタバレ

アザミの水揚げ相手は密かに惹かれていた糀谷に決まります。

しかし裏では、糀谷をよく知る山吹花魁が「糀谷は復讐のためにアザミを傷つけるつもりだ」と三倉に訴え、水揚げを止めようと奔走していました。

一方アザミは、糀谷から「一生を捧げるなら身請けしたい」と告げられ、心が揺れます。

けれど彼の本心を知った瞬間、その申し出を毅然と拒絶します。

身請け金として20億を提示されても、「それくらい自分で稼げる」と言い返し、糀谷は去っていきました。

こうして水揚げは白紙となり、数日後、次の候補として外食企業の社長・宮柳が姿を見せます。

彼はアザミに「三倉には気を付けた方がいい」と忠告します。

三倉には、かつて他の店で遊女を殺した過去があるのだと……。

（第9話～16話収録）

「十億のアレ。」3巻あらすじネタバレ

三倉には、かつて心を寄せた遊女・汐織を逃がした過去がありました。

最善を願っての行動でしたが、汐織は身請けを約束していた馴染み客が故郷で別の娘と結婚したと知り、絶望の末に海へ身を投げてしまいます。

三倉は「自分が逃がさなければ汐織は死ななかった」と思い込み、彼女の残した借金を肩代わりし、命の引き換えとして右目を失ったのです。

「もう二度と遊女を好きにならない」と言い切る三倉の言葉に、アザミの胸は強く締めつけられました。

そして三倉は、他人に救ってもらうのではなく、自分一人で立つことを目指せと諭します。

その後、アザミの水揚げは無事に終わり、彼女は徐々に三倉への想いを自覚していきます。

続くお披露目の日、デビューのスポンサーである中根に尽くすよう睡蓮から念を押され、覚悟を固めていたはずのアザミでした。

しかし、三倉への想いに気づいてしまった今、アザミは他の男に抱かれる現実に胸を痛めます。

中根に涙を気づかれまいと、必死に気持ちを切り替えようとしたその瞬間、アザミの脳裏に三倉のある言葉がよみがえり……。

（第17話～24話収録）

「十億のアレ。」4巻あらすじネタバレ

アザミが吉原で働く目的は、義父母への仕返しに必要な金と力を手に入れることでした。

しかし撮影中、復讐以外に目標がないことに気づき落ち込みます。

三倉に「裏切られたのに義父母の愛を求めてしまう」と打ち明けると、彼は「怒ってもいいし、求めてもいい。あれだけ長く一緒にいてアザミを愛さないなんて、そっちのほうがおかしい」と優しく励まされます。

アザミは顔を真っ赤にして部屋へ逃げ帰り、改めて両親を見返す決意を固めるのでした。

そんな折、"映画界の鬼才"青島健治朗監督の映画主演の話が舞い込みます。

後日、マネージャーの木南と制作会社へ向かう途中、人混みでアザミが突然姿を消します。

木南は三倉に連絡し必死に捜索しますが見つかりません。

その頃アザミは、スタッフに案内された部屋で待機していました。

扉が開くと、現れたのはまさかの糀谷で……。

（第25話～32話収録）

「十億のアレ。」5巻あらすじネタバレ

糀谷と関係を結んだ翌朝、アザミは情事後の彼の別人のように優しい態度に違和感を覚え、何か裏があるのではと疑います。

店ではすでに“アザミが糀谷を落とした”という噂が広まっており、山吹からは「支配の形を見抜けなければ呑み込まれる」と警告されます。

やがて糀谷から大量の贈り物が届きますが、アザミはそれが謝罪ではなく自分を黙らせるための力技だと気づき拒否します。

彼を“自分と同じ境遇の人間”だと思い込んでいたのは誤解で、気づけなかった自分に涙がこぼれます。

後日、客として現れた糀谷は謝罪の言葉ばかり並べ、アザミの声に耳を貸そうとしません。

その様子にアザミは、すべては自分を思い通りにするためだったと確信し、深い傷を負います。

一方そのころ、三倉は本部から来た安楽と再会します。

右目を奪った張本人である安楽は「お前は人を信用しすぎる」と告げます。

三倉が過去に遊女・汐織を吉原の外に逃したことと何か関係あるようですが……。

（第33話～40話収録）

「十億のアレ。」6巻あらすじネタバレ

かつて三倉が逃がし、死んだと思われていた汐織は、深沢早紀という名で生きていました。

驚く三倉をよそに、汐織は安楽へビジネスの提案をしますが、出店料を理由に断られます。

すると汐織は、過去に安楽が自分を脅した音声データを提示し、公表すると言い放ち安楽を動揺させます。

五年前、吉原から逃げて馴染み客の結婚式を訪れた汐織は、口論の末に相手を刺してしまい、崖から海へ身を投げました。

当時彼女を追っていた安楽は、海で汐織を発見しますが、隙をついて逃げられ、それが唯一の汚点として今も彼を苛立たせています。

安楽は三倉に“遊女への制裁”を匂わせ、さらにはアザミにも危害を示唆したため、三倉はアザミを守るには吉原から抜けさせなければと考えます。

その思いから、三倉は最近アザミの馴染み客となった辻井大志に、もし身請けする覚悟があるなら力を貸すと持ちかけてしまい……。

（第41話～48話収録）

「十億のアレ。」7巻あらすじネタバレ

汐織は三倉に「あの時のやり直しをしたい、一緒に逃げてほしい」と想いを告げますが、三倉は応えられませんでした。

失望した汐織は、自分が吉原へ戻った背景に糀谷が関わっていると伝え、姿を消します。

その後しばらくして、糀谷の母親が急死するというニュースが飛び込んできます。

これを機に、糀谷は自分の欲望に正直になったかのようにアザミへの執着を強めていきます。

一方アザミには、事故で負傷した人気女優・るいの代役として出演依頼が届きます。

しかし、るいが意図的に怪我を負わされたことが分かり、代役になったアザミが犯人ではないかと疑われるようになります。

そんな中、恋の演技に苦戦していたアザミは、三倉との会話を通して演技の核心をつかみ……。

（第49話～56話収録）

「十億のアレ。」8巻あらすじネタバレ

アザミが代役として主演したドラマが大ヒットし、放送前の疑惑も一気に消えました。

無表情な印象しかなかったアザミが、劇中で恋に落ちたような表情を見せたことで、スタッフたちは驚きを隠せません。

その様子を見て、三倉はアザミのそんな顔を知っていたのは「自分だけだった」ことに気づきます。

るいを負傷させ、アザミを代役に抜擢するよう仕向けた人物は分からないままですが、アザミは演技を通して遊女としても成長し、人気はさらに高まっていきます。

一方、汐織の件で花扇から警戒されていた安楽でしたが、ある日アザミの部屋に客として現れます。

安楽の本性を知らないアザミは不穏な気配を感じつつ、海外の映画への夢や遊女としての不自由について語ります。

すると安楽の態度が急変し、突然アザミに襲いかかってきて……。

（第57話～64話収録）

「十億のアレ。」9巻あらすじネタバレ

バイトテロで店が炎上し、宮柳が謝罪会見を開きますが、誠実な対応が評価され、世間の印象は好転します。

その頃アザミは、宮柳が身請けを考えているという噂を元カノから聞かされ戸惑います。

そんな中、養父の刺殺遺体が山中で発見されます。

アザミは復讐だけを支えに生きてきたはずなのに、義父がいなくなっても心は晴れず、自分の中にまだ義両親を求める感情が残っていることに気づきます。

馴染み客の中根からも「その未練こそが糀谷に付け込まれる理由だ」と指摘され、親への執着を手放す必要を諭されます。

やがて宮柳が訪れ、身請けの噂を気にして動揺するアザミに、彼は思いもよらない言葉を告げます。

身請けとは関係のないその提案は、アザミの胸にまっすぐ届き、彼女はこらえきれず涙を流してしまいます。

しかし、宮柳を見送った直後、見知らぬ人物から糀谷の会社の封筒を渡され、中には義母が拘束されている写真が入っていて……。

（第65～72話収録）

まとめ

この記事では漫画「十億のアレ。」のあらすじをネタバレありで最新刊までご紹介しました。

今後も公開されたら追加していきます！

過酷な環境に置かれた明日風がどのように運命を切り拓いていくのか、そして借金を返済して自由を取り戻せるのか、今後の展開から目が離せません！