この記事では、ドラマ「奪われた僕たち」第2話のあらすじをネタバレありで解説します。
第1話では、過去の栄光にすがりつき現在に不満のある主人公・堺(須賀健太)が、謎のメッセージに導かれて光見(荒牧慶彦)のもとを訪れるまでが描かれました。
淡々と殺人を行う光見がとても美しく、でもそれが逆に恐ろしかった!
光見はなにか強い信念がありそうだけど…
第2話では、光見の「活動」を撮影することになった堺。初めは恐怖を感じていましたが、その気持ちに変化が現れてくるようです。
それでは、「奪われた僕たち」第2話ネタバレ!あらすじと考察、感想をご紹介していきます!
ここから先はネタバレを含みます!ご注意ください!
↓
「奪われた僕たち」第2話 あらすじ
「奪われた僕たち」第2話のあらすじをご紹介します。
光見の考え
「活動」を終えた光見(荒牧慶彦)は、殺した後の方が大変だと言いながら裏山のドラム缶に液体を注いでいきます。どうやらドラム缶の中で死体を溶かしているようです。
その様子を撮影しながら、堺(須賀健太)は光見への疑問をぶつけていきます。光見の答えはこうでした。
- 人の命を奪った者はその命で償うべきだと考えている
- 人の命を奪った者たちに正しく罪を償わせるのが自分の「活動」
- 自分もいずれ死刑になるのでその時きちんと償う
- 自分は死刑になるからこの考え方を広めるために撮影をたのんだ
- 堺にたのんだのは被害者遺族の気持ちがわかると思ったから
ひととおり答え終わると、光見は逆に堺に問います。もし両親を殺した犯人が今も生きているとしたら許せるのかと。
それでもやっぱりこんなことは良くないと、ひるむ堺に対し、光見は警察につかまっても堺は脅されてやったと答えればいい、自分もそう証言すると約束します。
そして、ここでやめるなら一生真実が見えないだろうと、謎めいたことを言うのでした。
光見の日常
翌日から堺は光見を撮影し始めました。ピアノ教師の光見はとてもやさしそうで子供からも保護者からも人気があり、ごく普通の好青年にしか見えません。
光見はさまざまな媒体から徹底的にリサーチしてターゲットを選んでおり、今までにも何人も殺しているといいます。
きのう堺の目の前で殺された男は猪熊辰也(玉城裕規)という名の市職員で、保育園から虐待の通報を受けていたのに対応せず見殺しにした男でした。
直接手を下したわけではなく、間接的に殺したということでもターゲットになるようです。
過去の記憶
そして堺は両親が巻き込まれた毒殺事件のことを思い出します。事件の犯人は村八分にされたことを逆恨みして事件を起こしていました。
当時まだ幼かった堺は、村の人たちに巻き込まれたということは、悪いのは村の人たちなのかと祖父に聞いたのでした。すると祖父の答えは、悪いのは犯人だけでした。
新たなターゲット
次のターゲットが決まりました。
安達頼人(里中将道)は違法薬物の販売をしていた男で、安達が売った薬物の使用者が通り魔事件を起こしていました。通り魔は死刑、安達は実刑判決を受けましたが、出所して同じことを繰り返しており反省はみられません。
光見は手慣れたようすで安達を連れ去ります。そして猪熊と同じように地下室で椅子に縛り付けた状態で薬品を投与。安達の私刑が執行されました。
被害者遺族を訪ねて
その後、自宅で自身のドキュメンタリーを見返す堺。なにか思うところがあるようで、被害者遺族のひとり、佐藤楓に会いに行きます。
佐藤の息子は飲酒運転の犠牲で亡くなり、佐藤自身は精神を病んでいました。夫はもう自分たちをさらしものにするようなことはやめてくれと堺を追い返そうとしますが、堺は食い下がり、犯人に対する本音を知りたいといいます。
夫の答えは「殺したいにきまってる」でした。
犯人の現在は
堺は佐藤の息子をひいた犯人・木村のもとを訪れます。木村は現在、弁当屋を営んでおり妻は妊娠中。
堺は遺族が精神を病むほど苦しんでいると伝えますが、木村は自分には関係ない、罪はちゃんとつぐなったし終わったことだと言います。
さらに堺は、人の子供を殺したのに自分は父親になり幸せになる権利があるのかと問い詰めます。
そして木村に襲いかかり、そばにあったブロックで…。
「奪われた僕たち」第2話 感想
須賀さん演じる堺はあまりしゃべりませんが、ふとした表情や目の動きでおびえや戸惑いといった感情がつたわってきます。
須賀さんの演技力がすごいです!
光見は殺人の話をしながらパクパク食事しているのがかわいくて、「活動」しているときとギャップがあり逆に怖さを感じてしまいます。
猪熊はちょっとかわいそうな気もしましたが、被害者側からすると許せないですよね。あのときちゃんと対応してくれていれば!ってなるの想像できます。
そして安達を拉致する光見が手慣れていて、思わず見とれてしまいました。
鮮やかすぎました!
「奪われた僕たち」第2話 考察
第2話を見て気になった考察ポイントはこの2点です。
- 光見が「活動」する動機
- 薬品関係に強い友人
- 堺がつぶやいた言葉「本音は…」
順番に見ていきましょう。
①光見が「活動」する動機
光見は人の命を奪った人間はその命をもって償うべきだと考えているから、正しく罪を償わせるために「活動」していると説明しています。
本当にそれだけでしょうか?
自分も死刑になると分かっているのに、命がけで成し遂げなければいけないという何らかの信念を感じます。
毎回薬品をつかってあっさり殺害していることから、快楽殺人というわけではなさそうですし。
タイトルが「奪われた僕たち」ということから、堺だけでなく光見も大切な人を奪われたとも考えられます。
やはり光見自身も被害者遺族なのではないでしょうか。
②薬品関係に強い友人
「活動」で使用する薬品は光見が自宅で精製しており、光見は「薬品に強い友人がいた」と言っていました。そして続けて「今の時代、なんでも調べられる」とも言います。
脚本的に、「ネットで調べて作った」だけでも問題ないと思うのですが、わざわざ「薬品に強い友人がいた」というセリフを言っているところにひっかかりました。
人物紹介によるとまだ出てきていない登場人物で、光見京の同級生・竹下壮一(福澤侑)がいるのです。
もしかすると竹下が薬品に強い友人で、さらに光見の過去にもかかわっているのではと深読みしてしまいました。
③堺がつぶやいた言葉「本音は…」
堺は光見から「犯人が今も生きているとしたら許せるのか」と問われたことを思い出し、「本音は…」とつぶやいています。
「本音は…」のあと、なにを言おうとしたのでしょう。
おそらく佐藤楓の夫と同じで「殺したいにきまってる」だったのでしょう。
それでも迷う部分があり、佐藤楓に会いに行った。そして自分と同じ思いを佐藤楓の夫も持っていたことが分かり、犯人に会いに行くといった行動に出てしまったと考えられます。
「奪われた僕たち」第2話ネタバレ まとめ
ドラマ「奪われた僕たち」第2話のあらすじをネタバレありで解説しました。
どんどん光見にのみこまれていく堺は、このまま一線をこえてしまうのでしょうか?
次回の放送が待ち遠しいです!
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