
※この記事は最終回公開前に執筆した考察を、最終話の内容をもとに追記・更新しています。
「みいちゃんと山田さん」はいよいよ次回37話(8月16日配信)で最終回を迎えます。
36話(2)では、みいちゃんの最期が描かれ、物語は大きな節目を迎えました。
しかし一方で、まだ明かされていない伏線もいくつか残されています。
この記事では、最終回で回収されそうな伏線と、個人的に気になっているポイントを整理していきます。
36話(1)で話題になった「みいちゃんの最期に現れた人物」については、別記事で詳しく考察しています。
▶「みいちゃんと山田さん」死の直前に現れた人物は誰?
この記事は最終回公開後に追記しています。最終話までの内容に触れているため、未読の方はご注意ください。
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みいちゃんと山田さん 最終回で回収されそうな伏線
最終回では、みいちゃんではなく山田さんを中心に描かれる可能性が高いと考えています。
山田さんは漫画家になる夢を抱きながらも出版社への持ち込みに失敗し、みいちゃんの死という大きな出来事も経験しました。
その後、どのような人生を歩み、2025年の山田さんへとつながるのか。
その過程とともに、これまで張られてきた伏線が回収されるのではないでしょうか。
特に気になっているのは、次の3つです。
- 山田さんが宮城へ帰るみいちゃんへ伝えた言葉
- 「山田さんはなんで生きてるの?」への答え
- 2025年の山田さんの「失敗した」の意味
順番に解説していきます。
山田さんが宮城へ帰るみいちゃんへ伝えた言葉
これは31話(2)「ありあまる痛み」で描かれた場面です。
宮城へ帰るみいちゃんを見送る際、山田さんは何かを伝えます。
しかし、その吹き出しにはセリフが描かれておらず、読者には内容が明かされていません。
その言葉を聞いたみいちゃんは、一瞬ぽかんとした表情を見せたあと、
「みいちゃんと山田さんはずっと一緒だったんだね」
と返しています。これが二人の最後の会話でした。
ネットでは
- 山田さんも「みいちゃん」と呼ばれていた
- 山田さんの本名が「みいこ」
- 山田さんも昔は宮城に住んでいた
など様々な考察があります。
私は「山田さんもみいちゃんと同じ名前だった」という説が一番しっくりきます。
というのも、「昔は同じ場所に住んでいた」と言われても、みいちゃんがあそこまで驚くとは思えないからです。
一方で、みいちゃんは山田さんの「山田マミ」という源氏名を本名だと思っている様子があります。
もし山田さんから
「実は私も"みいちゃん"って呼ばれてたんだ」
あるいは
「本当の名前はみいこなんだ」
と言われたら、あの反応になるのも納得できます。
【最終話で判明】
山田さんがみいちゃんに伝えた言葉は、「わたしもみいちゃんって呼ばれてた」でした。
山田さんの本名は「美咲」で、あだ名が「みいちゃん」だったのです。
やはり、名前についての予想が当たっていました。
みいちゃんが「みいちゃんと山田さんはずっと一緒だったんだね」と返した意味も、これでつながりましたね。
「山田さんはなんで生きてるの?」への答え
こちらも31話(2)で描かれたシーンです。
荷造りをしながら、みいちゃんは
「みいちゃんは宝物を集めるために生きている」
と話します。
そして山田さんに、
「山田さんはなんで生きてるの?」
と問いかけます。
しかし山田さんは
「まだ分からない……」
と答えるだけでした。
この問いは、作品全体のテーマにも関わる重要な場面だと思います。
最終回では、この問いに対する山田さんなりの答えが描かれるのではないでしょうか。
【最終話で判明】
山田さんが生きる理由は、みいちゃんのことをこの世のどこかに残すためになったと考えられます。
かつてみいちゃんが「自分のことを漫画に描いてほしい」と言っていたことを、山田さんは覚えていたんですね。
かつてみいちゃんにこの質問をされた時は、「漫画を描くとか?」と言いながらも、まだよく分からないとしていた山田さん。
最終話で、その「漫画を描く」ことが、「みいちゃんのことをひとりでも多くの人に知ってほしい」という明確な目的を持つことになりました。
2025年の山田さんの「失敗した」の意味
28話(2)「ラブ労働」のラストでは、突然2025年6月の山田さんが描かれます。
2012年当時21歳だった山田さんは、この時点では30代半ば。
部屋には枯れた植物。机には食べかけの食パン。そして山田さん自身もボサボサの髪で、
「失敗した、失敗した、失敗した、失敗した……」
と繰り返しています。
この姿は、どう見ても精神的に追い詰められているように見えました。
これはあくまで予想ですが、山田さんはみいちゃんを亡くしたあと、自分を責め続けてきたのではないでしょうか。
- みいちゃんを宮城へ帰してしまったこと
- 自分ならみいちゃんを普通に働けるようにできると思い込んでいたこと
- 漫画家になると言いながら、大きな結果を残せなかったこと
そうした数々の後悔をまとめて、
「全部失敗だった」
と思い続けているのではないかと感じました。
だからこそ最終回では、その山田さんがどう前を向くのかも描かれる気がしています。
【最終話で判明】
「失敗した」と繰り返していたのは、山田さんではなく、山田さんの母親でした。
これは完全に予想外でした。
山田母は、自分の支配下に子どもを置こうとするところがあり、これまでの描写では毒親のようにも見えていました。
しかし最終話では、山田さんに失敗を味わわせたくない、幸せになってほしいという母親なりの思いも見えてきました。
自分が敷いた安全なレールの上を歩かせることが、山田さんの幸せだと思っていたのかもしれません。
高橋たちへの報いは描かれる?
もう一つ気になっているのが、高橋たちの結末です。
この作品では、悪意ある行動を取った人物が何らかの形で報いを受ける場面が多く描かれてきました。
例えば、
- みいちゃんをDV&搾取したマオくんは、ラオスへ連れて行かれる
- 母・芽衣子もネグレクトの末に逮捕される
- みいちゃん自身、過去の悪行が自分に跳ね返っている
そう考えると、高橋たちにも何らかの形で責任を問われる展開があるのではないかと思っています。
みいちゃんの遺体からは覚醒剤成分が検出されていますし、高橋の妻も山田さんに対して不用意な発言をしていました。
そうした証言や証拠をきっかけに、高橋たちへ捜査の手が及ぶ可能性も十分ありそうです。
【最終話で判明】
最終話では高橋やその仲間たちのその後については描かれませんでした。
みいちゃんの死について、彼らがその後どうなったのか、罪に問われたのかについても明らかになっていません。
最終話は山田さんを中心に描かれたため、ここについてはあえて触れなかったのかもしれません。
個人的には、高橋たちのその後が描かれなかったのは少し残念なので、コミックス最終巻の描き下ろしなどで、少しでも触れられる可能性があればいいな……と期待しています。
まとめ
『みいちゃんと山田さん』は、次回いよいよ最終回を迎えます。
残された伏線を考えると、最後は山田さん自身が「なぜ生きるのか」という問いに答えを見つける物語になるのではないでしょうか。
また、山田さんが最後にみいちゃんへ伝えた言葉や、「失敗した」という発言の意味も明かされることを期待しています。
悲しい物語だからこそ、最後は少しでも希望を感じられる結末になってほしいです。
【最終回後の感想】
個人的には、気になっていた謎がほぼ回収されたので、かなりスッキリしました。
一方で、高橋たちのその後など、すべてが描かれたわけではありません。
それでも、最終話が山田さんの視点で締めくくられたことで、「みいちゃんと山田さん」というタイトルの意味も、より深く感じられる最終回だったと思います。
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