
漫画「誰そ彼のひと」は、過去に姿を消した少年をめぐる謎と、複雑に絡み合う人間関係を描いたヒューマンドラマ。
14年前に突然姿を消した龍臣を追うなかで、人を信じることができなくなった理子が、過去の傷と向き合っていく物語です。
この記事では、「誰そ彼のひと」1巻~2巻(12話まで)までのあらすじをネタバレありで紹介し、司馬龍臣の正体や、実際に読んでみた感想についてもまとめています。
※ここから先は『誰そ彼のひと』1~2巻(12話まで)の内容に触れています。ネタバレを避けたい方はご注意ください。
誰そ彼のひと 基本情報
- 作者:藤沢もやし
- 出版社:講談社
- 掲載:Kiss
- ジャンル:ヒューマンドラマ / 恋愛
誰そ彼のひと 1巻のあらすじネタバレ
ここからは、「誰そ彼のひと」1巻の内容をネタバレありで紹介します。
1巻には第1話~4話が収録されています。
第1話 司馬龍臣
田舎町に暮らす中学二年生の理子は、ある夏、療養のため町へやってきた少年・司馬龍臣と出会います。
大手企業会長の血縁者だという龍臣の一家は、町の人々に歓迎されます。
しかし、どこか危うさを感じさせる龍臣を理子は放っておけず、二人は夏祭りに出かけるなど距離を縮めていきます。
やがて龍臣に恋心を抱くようになる理子。
彼の誕生日に自分の大切な宝物を贈り、ある約束を交わしました。
しかしその翌日、龍臣の一家は失踪し、両親による投資詐欺が発覚。町は大騒ぎになります。
彼はいったい誰だったのか――
理子の中から龍臣の姿は消え、心に大きな傷が残されました。
第2話 廣田理子
14年後、東京で弁護士として働き始めた理子。
しかし過去の未解決な出来事は心の傷として残ったまま。
結婚を考えてくれる恋人がいても、彼との未来をうまく思い描けずにいました。
そんな中、長沢京子という女性から、4年前に別れた元恋人・棚瀬聰太に慰謝料を払わせ謝罪させたいという依頼を受けます。
対面での謝罪当日、本人に間違いない棚瀬聰太を前に、京子は「この人は聰太ではない」と言い出します。
先輩の箭内は「思い出の人が記憶と違うのはよくある話」と流しますが、理子は納得できず、棚瀬聰太がもう一人いるのではと疑います。
第3話 武本裕司
ある女性の家に室外機修理スタッフの武本裕司が訪れます。
上京組同士で和やかに作業を終えますが、後日、その家に怪しい男たちが押しかけ、事態は思わぬ方向へ転がっていきます。
実は女性の彼氏が3億円を横領し、女性がその金を部屋に隠していたのです。
武本もまた、この騒動に深く関わっていました。
一方、理子自身も恋人からある提案を受けますが、過去の龍臣との出来事がよみがえり、恋人との関係を終わらせることになります。
第4話 キャベチ太郎
ふさぎこむ理子を、先輩の箭内が人狼ゲーム会に誘います。
会場で「キャベチ太郎」と名乗る初心者の男性と出会った理子は、「りりかる花子」と名乗って彼と協力します。
ゲームを通じて語り合ううち、理子は自分が過去と向き合うために必要なことに気づきます。
真相が分からないままだから前へ進めない。
だったら「龍臣」を見つけ出し、すべてを明らかにすればいい――理子はそう決意します。
誰そ彼のひと 2巻のあらすじネタバレ
ここからは、「誰そ彼のひと」2巻の内容をネタバレありで紹介します。
2巻には第5話~12話が収録されています。
第5話 離婚調停
理子は初めて単独で担当する離婚調停の案件に気合を入れていました。
しかし依頼者の錦辺曜子からは、なかなか信頼を得られずにいます。
第6話 最上雅登
怪しげなパーティーで乾杯の音頭をとる女性・最上麗美。
彼女は、かつて理子の町で起きた詐欺事件で「妻役」を演じていた人物でした。
そんな麗美が客に紹介した息子・最上雅登。
ところがこの雅登、実は理子が人狼ゲームを通じて知り合った、「キャベチ太郎」だったのです。
第7話 太郎と花子
ある朝、理子はキャベチ太郎と再会します。
以前と違う雰囲気に戸惑いながらも、地元の話で盛り上がる二人。
太郎の母について尋ねると、太郎は「母は小さいころに亡くなった」と答えます。
その後、理子が向かった調停は順調に進むかに見えましたが、親権の行方が不透明になり、暗雲が立ち込めます。
第8話 親権
親権の行方が不透明になり、意気消沈する曜子。
実は調停で不利になることを恐れ、隠し事をしていた曜子に、理子は「もっと自分たちを頼ってほしい」と伝えます。
しかし曜子は、理子が幸せな環境で育ってきたことを見抜き、「そんな人間に、苦しんでいる自分のことは分からない」と拒絶してしまいます。
第9話 素直
調停の後、息子の蓮を迎えに行った曜子は、見過ごしていた息子の不調に気づきます。
一方、曜子に拒絶され絶望していた理子の前に、キャベチ太郎が現れます。
太郎は、理子の素直さは武器だから、自分の人生経験で感じたことをそのまま話せばいいと助言。
お返しをしたいと食い下がる理子に、太郎は「来週の同じ時間にコーヒーをおごってほしい」と約束して去っていきます
第10話 錦辺曜子
1週間後、理子は曜子に謝罪し、太郎の助言どおり、自分が人生で感じたことを率直に伝えます。
その言葉に、曜子は何かに気づいた様子でした。
その日の夜は、太郎へのお返しの約束の日。
理子と太郎がそれぞれ待ち合わせ場所に向かうと、そこへ麗美が現れます。
第11話 ナナシのゴンベエ
理子と太郎の前に現れた麗美は、自ら「雅登の母」と名乗ります。
母は亡くなったと聞いていた理子は、太郎に嘘をつかれていたと思い込み、その場を去ってしまいます。
一方、2回目の調停に臨んだ曜子は、仕事を辞めて息子と向き合う覚悟を決めていました。
理子の言葉が、曜子の心を動かしたのです。
第12話 お友達
母の話を嘘だと誤解され、理子に拒絶されたことで落ち込む太郎。
その日も麗美の息子役を演じ、酔った麗美の相手をしていました。
そんな中、ふと視界に理子の姿を見つけ、思わず後を追いかけます。
太郎は誠実でなかったことを謝罪し、理子はもっと彼のことを知りたいからと「友達になろう」と提案します。
そのころ、太郎の後を追うよう命じられていた麗美の運転手は、麗美の脱税の証拠を突きつけて脅しをかけていました。
司馬龍臣は何者?
「誰そ彼のひと」の大きな謎となっているのが、14年前に理子の前から姿を消した司馬龍臣の正体です。
2巻までの情報を整理すると、龍臣は名前や立場を変えながら生きている可能性が高そうです。
龍臣=キャベチ太郎=最上雅登?
2巻までに登場した人物の中で、龍臣と同一人物だと考えられるのが、キャベチ太郎こと最上雅登です。
キャベチ太郎は第4話で理子が人狼ゲームを通じて知り合った人物。
その後、最上麗美の息子・雅登として登場しますが、雅登は麗美に拾われ、息子役を演じている人物でした。
さらに、龍臣と雅登には美術品に関する知識があるという共通点もあります。
そのため、2巻時点では
司馬龍臣=最上雅登=キャベチ太郎
と考えるのが自然でしょう。
龍臣の母親と美術品の謎
龍臣は少年時代から美術品に強い興味を持っていました。
現在も美術品に執着しており、探しているのは「母親の作品」です。
麗美はその作品の在り処を知っている様子で、さらに彼女の運転手も龍臣の素性には金になる価値があると考えています。
ここから、龍臣の母親は有名な芸術家なのではないかとも考えられますが、2巻時点ではまだ詳しいことは分かっていません。
棚瀬聰太や武本裕司も龍臣?
さらに気になるのが、棚瀬聰太と武本裕司です。
この2人にも美術品との接点があります。
| 人物 | 美術品との関わり |
|---|---|
| 司馬龍臣 | 美術品が好き。 母親の作品を探している |
| 最上雅登 (キャベチ太郎) | 龍臣と同一人物と考えられる |
| 棚瀬聰太 | 美術展の図録を見ていた |
| 武本裕司 | 横領された3億円が高価な美術品に換えられていることに気づいた |
棚瀬や武本も龍臣が別人になりすました姿なのでは?という可能性はあります。
龍臣がなぜ別人として生きているのか、母親は何者なのか――。
まだ謎は多く、今後の展開が気になるところです。
誰そ彼のひと 読んだ感想
最初からひきつけられるストーリーで、続きが気になりすぎる作品でした。
理子の心に大きな傷を残した龍臣が「誰なのか」「何者なのか」という謎を追っていく面白さもありますが、過去の傷を乗り越えて、理子が少しずつ前に進んでいく姿も楽しめます。
過去に嘘をつかれたことで、他人を信じることができなくなってしまった理子が、これからどうやってその傷を乗り越えていくのかも気になるところです。
そして個人的に気になっているのが、龍臣と理子の過去。
龍臣が理子に約束したことや、12話で太郎が理子のことを覚えていた描写を見ると、龍臣にとって理子とのひと夏は、本当に大切なものだったのでは?と思ってしまいます。
それだけに、理子が龍臣に渡した宝物が、ひどい扱いをされていたのが気になります。
私は、あれは親役のどちらかに取り上げられてしまったのではないかと思っているのですが……。
龍臣はなぜ理子の前から消えたのか。
まだまだ謎が多く、今後の展開が楽しみです。
誰そ彼のひと 無料で読む方法はある?
「誰そ彼のひと」は、全巻無料で読むことはできませんが、主要な電子書籍サイトで広く配信されています。 どのサービスでも無料試し読みが用意されているので、気になる方はまず試してみるのがおすすめです。
その中でも特におすすめなのが【コミックシーモア】です。
シーモアおすすめポイント
- 新規無料会員登録で70%OFFクーポン
→ 登録後7日間有効 - LINE友だち追加でクーポン/ポイントプレゼント
→ 20%OFFクーポンや最大500ポイントなど、連携特典あり - 期間限定くじやポイント還元キャンペーンも豊富
作品数が多いのはもちろん、試し読みのボリュームや割引キャンペーンが充実しているので、気になる作品をお得に楽しみたい人に特におすすめのサービスです。
※キャンペーン内容は時期によって変更される場合があります。
まとめ
この記事では、「誰そ彼のひと」1巻~2巻(12話まで)までのあらすじをネタバレありで紹介し、司馬龍臣の正体や、実際に読んでみた感想についてもまとめました。
「誰そ彼のひと」は、過去に大きな傷を負った理子が、龍臣の正体を追いながら少しずつ前に進んでいく物語です。
2巻12話まで読むと、キャベチ太郎こと最上雅登が、かつて理子の前に現れた龍臣であることが分かります。
ただ、龍臣がなぜ理子の前から姿を消したのか、なぜ現在のように名前や立場を変えているのかなど、まだまだ謎は残されています。
続きが気になる展開なので、今後の物語にも注目したいと思います。
\「誰そ彼のひと」を読んでみる/
