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「恋の奈落」ナナ編『支えたいと思った』ネタバレ解説|トモキとチー子の裏切り

「恋の奈落」ナナ編「支えたいと思った」をネタバレアリで解説

夫を信じたい気持ちと、胸に広がる違和感。

『恋の奈落』ナナ編「支えたいと思った」は、家庭を守ろうとする女性が、裏切りと絶望の中で“覚醒”していく過程を描いたエピソードです。

不倫の疑い、挑発的な後輩、逃げ続ける夫──。
積み重なる違和感が限界を超えたとき、ナナは静かに立ち上がります。

この記事では、ナナ編のあらすじを丁寧に解説しつつ、ナナの心理、チヅルの異常性、トモキの弱さなど、読者が気づきにくい深掘りポイントも紹介します。

👉 物語の流れを先に知りたい方はこちらもどうぞ
→『恋の奈落』全巻あらすじネタバレまとめはこちら

※この記事は『恋の奈落』第12話~20話(支えたいと思った)のネタバレを含みます。未読の方や、これから読みたい方はご注意ください。

※なお、ナナが下す“制裁の具体的内容”については、物語の核心にあたるため、本記事ではあえて伏せています。
結末を知りたい方は、ぜひ本編でご確認ください。

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恋の奈落 ナナ編「支えたいと思った」あらすじ

高校教員として働いていた森村ナナは、5年前に同僚の加藤トモキと結婚し、1歳半の息子・シュウを育てながら家庭を支えていました。

教員の仕事は好きでしたが、育児との両立に悩み退職。それでも「家族のため」と自分に言い聞かせ、主婦として日々を過ごしていました。

一方のトモキは、陸上部の顧問として多忙な毎日を送っていました。今年は全国高校駅伝を狙えるほどの実績を上げており、その裏には"ある人物"の存在がありました。

それが、トモキが5年前に指導していたエース・福田チヅル(通称チー子)です。教員免許を取得し副顧問となった彼女は、トモキの右腕として部活を支えていました。

ある日、ナナはグラウンドでチヅルと再会します。その時トモキは「ナナが家庭を支えてくれているおかげだ」と嬉しそうに語りますが、その様子をチヅルは鋭く睨みつけていて……。

恋の奈落 ナナ編「支えたいと思った」ネタバレ

ここからはナナ編「支えたいと思った」を詳しくネタバレしていきます。

疑念の始まり:香水の匂いと"噂"

大会で好成績を収めるにつれ、トモキは家を空けることが増え、家にいても自室にこもるようになりました。

ある日、ナナが車に乗ると車内に強い香水の匂いが残っており、問い詰めると「福田先生かもしれない」と曖昧な返答をするトモキ。

さらに追い打ちをかけるように、教員時代の友人・酒井先生からトモキとチヅルが不倫していると噂になっていることを知らされます。

チヅルの"宣戦布告"

その夜、酔ったトモキをチヅルが支えて帰宅しました。ナナの目の前でトモキをソファに寝かせるチヅルからは、車内と同じ香水の匂いが……。

早く帰ってほしいと願うナナに、チヅルは笑顔でこう言い放ちます。

「私たちの噂…知ってます?」

それは、明らかな挑発でした。

トモキの逃避と、チヅルの"洗脳"

翌朝、ナナはトモキを問い詰めますが、トモキは「酔ってて覚えてない」と逃げ、帰ったら説明するからと言い残して家を飛び出してしまいます。

その後、トモキが車内でチヅルに確認すると、チヅルは「育児ノイローゼじゃないの?」とナナを病気扱いします。

そして、不倫は堂々としていればバレたりしないというチヅルの甘い言葉に、トモキは完全に支配されていきます。

ナナ、覚醒する

チヅルはついにトモキを連れてナナの家に乗り込みます。

「一度、病院に行かれてみては?」と、ナナを育児ノイローゼに仕立て上げようとするチヅル。 トモキはうつむき、何も言いません。

一瞬、ナナの心は揺れました。
「私がおかしいの……?」

しかし、すぐに気づきます。このままでは息子のシュウが奪われる。 「こいつらから、シュウ君を守らないと」

ナナはシュウを連れて実家に帰ると告げます。 笑顔で「会いに行く」と言うトモキに、ナナは心の中で静かに決別しました。

ナナの反撃が始まる

実家に戻ったナナは、両親にシュウを預けながら不倫の証拠集めを開始。同時に、新しい仕事のアテも見つけ、着実に"再スタート"の準備を進めていきます。

一方のトモキは、チヅルを家に上げ、二人はまるで夫婦のように暮らし始めていました。

もう自分がトモキの妻のようなものだと思い込むチヅルと、流され続けるトモキ。泥沼は深まるばかりでした。

3週間後──ナナの"静かな笑み"

ある日、ナナが突然帰宅します。部屋では、全裸のトモキとチヅルが抱き合っていました。

あっけに取られる二人の前で、ナナは部屋に仕掛けていた小型カメラを取り出し、ニヤッと笑います。

「全部見てたから」

ここから、ナナの反撃は一気に加速していきます。

この時のナナの笑みが凄い!怒りでも悲しみでもない。
すでに“勝ちを確信した者”の表情でした。

ナナがどんな"静かな制裁"を下すのか。そして、チヅルとトモキがどんな結末を迎えるのか。

続きはぜひ本編で確かめてみてください。
「支えたいと思った」は単話版の12巻~20巻で読めます。
▶シーモアで続きを読む

恋の奈落 ナナ編「支えたいと思った」は何が怖い?

「支えたいと思った」は、『恋の奈落』の中でも、人が静かに壊れていく過程取り返しがつかなくなる瞬間が、最も丁寧に描かれたエピソードです。

不倫や裏切りそのものが怖いのではありません。

「なぜナナは目を覚ましたのか」
「なぜチヅルはそこまで歪んだのか」
「なぜトモキは、何もできないまま破滅したのか」

――日常の延長線上で起きる“心のズレ”が、気づかないうちに人を地獄へ連れていく。そこに、このエピソードの本当の怖さがあります。

深掘り①:ナナはなぜ、壊れずに覚醒できたのか

ナナ編の魅力は、「弱さ → 気づき → 覚醒 → 反撃」という流れが非常に丁寧に描かれている点です。

特に覚醒の瞬間はここです。

  • チヅルが「育児ノイローゼ」と決めつける
  • トモキが庇わない
  • 息子・シュウの存在だけがナナを現実に引き戻す

ナナは「自分のため」ではなく、「シュウ君を守るため」に立ち上がりました。

この動機が、彼女の強さの源になっています。

深掘り②:チヅルはなぜ、他人の人生を壊せたのか

チヅルはただの不倫相手ではありません。

  • ナナへの敵意
  • トモキへの依存
  • 自分が妻のようなものだという思い込み
  • ナナを病気扱いする操作性
  • トモキを支配しようとする言動

これらはすべて、自己愛性・支配欲・承認欲求が複雑に絡んだ行動です。

ナナ編の"狂気"は、チヅルの存在が大きいと言えます。

チヅルにとって重要なのは「トモキ」ではなく、
「ナナから奪うこと」そのものだったのかもしれません。

深掘り③:トモキはなぜ、誰も守れないまま破滅したのか

トモキは悪人というより、優柔不断・逃避・依存が積み重なって破滅したタイプです。

  • ナナに向き合わない
  • チヅルに流される
  • 自分の意思がない
  • 問題から逃げ続ける

その結果、自分の人生を自分で壊していきます。

ナナ編は、こうした"弱さの連鎖"も丁寧に描かれています。

トモキは誰かを傷つけたいわけではなく、「責任を取らずにいられる場所」を選び続けただけなんですよね。
その選択が、最も重い代償を生みました。

深掘り④:ナナの復讐は“静かで知的”

ナナの復讐は、感情的ではありません。

  • 証拠を集める
  • 実家に避難する
  • 新しい仕事を見つける
  • 公正証書で固める
  • 最後に"とどめ"を刺す

すべてが計画的で、冷静で、知的です。

ナナ編の魅力は、「泣き寝入りしない女性の強さ」が鮮烈に描かれているところにあります。

まとめ|“静かな地獄”が刺さるエピソード

この記事では、ナナ編のあらすじを丁寧に解説しつつ、ナナの心理、チヅルの異常性、トモキの弱さなど、読者が気づきにくい深掘りポイントも紹介しました。

👉 各エピソードの内容を整理したい方はこちら
→『恋の奈落』全巻あらすじネタバレまとめはこちら

「支えたいと思った」は、裏切り・依存・支配・覚醒が交錯する、シリーズでも屈指の人間ドラマ。

ナナの強さ、チヅルの狂気、トモキの弱さ──
それぞれの感情がぶつかり合い、最後には“静かな地獄”が訪れます。

ナナの反撃の全貌は、ぜひ本編で。

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