この記事では、ドラマ「奪われた僕たち」第4話のあらすじをネタバレありで解説します。
境が光見の「活動」を世間に公表。さらに境と光見の接点が明らかとなった第3話。
光見が境に近づいた理由って何なんだろう?
第4話では光見の過去が描かれるようです。
2年前、光見と高校時代の同級生・竹下の間にいったい何があったのでしょう?
それでは、「奪われた僕たち」第4話ネタバレ!あらすじと考察、感想をご紹介していきます!
ここから先はネタバレを含みます!ご注意ください!
↓
「奪われた僕たち」第4話 あらすじ
「奪われた僕たち」第4話のあらすじをご紹介します。
光見と竹下の再会
2年前。山奥のロッジで暮らし始めた光見(荒牧慶彦)のもとを、高校の同級生・竹下壮一(福澤 侑)が訪れます。
高校を卒業して以来、光見から初めて連絡をもらった竹下は、てっきり関係を切られたと思っていたといいます。
現在、製薬会社で勤務する竹下は、成績の良かった光見も進学するものだと思っていました。
しかし光見は自分にはこれといった目的も情熱もなかったから受験しなかったのだと言います。
失踪した同級生
ふたりの会話は現在の話から高校時代の話へと移り、竹下が当時失踪し未だ見つかっていない同級生・滝沢悠翔(廣野凌大)の話を持ち出します。
竹下は滝沢が転校してきたのは、前の学校でいじめていた生徒が自ら命を絶ってしまったことが原因だったらしいと話します。
どこかで生きていたらいいけどと言う竹下に、光見はひとりの人間を死に追いやった人間なのに生きていたらいいと本気で思うのかと問いかけます。
そして光見は、残念ながら滝沢は自分が殺したからもうこの世にはいないと告白。
その告白をきいて竹下は、恐れるどころか光見は正しい事をしただけだと賛同するのです。
新しい世界をつくるための準備
これから自分がしようとしていることに、竹下の力が必要だと言う光見。
竹下は光見の考えが昔と変わらないことを喜び、協力することを誓います。
竹下は光見とともに薬の調合や「活動」に必要なものの準備をしながら、高校時代のことを思い出していました。
まるであのころに戻った気分になり、竹下は光見が自分を選んでくれたことを嬉しく思うのでした。
最初の受刑者
そしてついに薬ができあがりました。
光見はさっそく実行に移ろうと言うと、薬の入った注射器を竹下に渡します。最初の受刑者は自分だというのです。
そんな光見に対し、竹下は光見が滝沢に裁きを下すところを見ていたことを告白。
その光景を見て、竹下は光見が神様に思えたと言います。そして新しい世界には神様が必要だからできないと、注射器を元に戻します。
しかしそんな竹下の首に、光見は非情にも注射器をつきたてるのでした。
止められたはずの自分を止めなかった竹下には罪がある、傍観者も同じく殺人者なのだと…。
堺にたどり着く光見
竹下に私刑を執行した後、光見は竹下が受刑者選びの参考にと言って持ってきたDVDに気づきます。
再生してみると、それは曽田村トマトジュース毒殺事件の被害者遺族・堺(須賀健太)のドキュメンタリーで…。
「奪われた僕たち」第4話 感想
オープニングのトマト料理がそろそろ完成しそうです。あれはやっぱりトマトジュースですよね!
異様にキツイ赤色をしているので、不気味さが増します。
次回でコップに注がれて出来上がりかな?
今回は竹下が高校時代を回想するシーンがありましたが、楽しげな高校生活のようすに薬の調合シーンがオーバーラップしていく演出が、怖さを引き立てていたと思います。
これから恐ろしいことをしようとしているのに、BGMもとても軽快で、複雑な気持ちにさせられました。
回想が楽しそうなので、薬の調合まで楽しそうに見えてきます。
実際、竹下は楽しかったんだと思います
神様みたいな光見に、自分だけが認められて嬉しくてしかたがないという気持ちが全身からあふれてましたよね。
「奪われた僕たち」第4話 考察
第4話を見て気になった考察ポイントはこの3点です。
- 竹下が見ていたことを光見は知らなかった?
- 17年前の事件の真相とは?
- 特別編の内容は?
順番に見ていきましょう。
①竹下が見ていたことを光見は知らなかった?
「滝沢に裁きを下すのを竹下が見ていた」ということを、光見は知っていたのではないかと思います。
再会した竹下が「縁を切られたと思った」と言っているので、光見の態度にそう思わせるような変化が見られたのではないでしょうか?
光見は竹下に見られたことで距離を置いた?
人を操ることに長けている光見なので、竹下が見ていたことは知っていた…というより、竹下がのぞき見するよう仕向けたとも考えられます。
もしかしたら、竹下が自分を止めようとするか試したのかもしれません。
薬が完成して、自分に打つよう竹下に指示した時は、竹下にはできないと確信していたのでしょう。
初めから薬学の知識がある竹下に薬を作らせ、竹下で薬の効果を確かめるつもりだったのかもしれません。
②17年前の事件の真相とは?
予告で光見は「自分が堺の両親を殺した」と言っています。
しかし作品をとおして「間接的な殺人」にとてもこだわりが感じられるので、光見が直接手を下したのではない気がします。
須藤玲子は村八分にされていて、息子である光見も学校でうまくいかず、そのことで母親の玲子を責めた。
光見の母親に対する行動が引き金となり母親が事件を起こしたとしたら、光見は間接的に堺の両親を殺したことになるのではないかと。
予告でもうひとつ気になるのは「ここの人は悪い人なんだよ」というセリフです。
最初、このセリフは光見が母親に、「ここの人(村人たち)が悪いんだから母親は悪くない」という意味で言ったのだと思いました。
しかしもしかしたら、堺の父(もしくは祖父?)が幼かった堺に、「ここ(須藤家)の人は悪い人なんだよ」と言っている可能性もあるのではないでしょうか。
そう考えると、堺の両親も巻き込まれたわけではなく村八分にしていた当事者ということになり、堺もそれを知っていた傍観者ということになります。
光見も堺も
- 親を事件によって奪われた
- 間接的に事件に関わっていた
- 事件にたいして何らかの「後悔」に似た感情をもっているのではないか?
という共通点が見えてくるのですが、それが光見が堺に近づいた理由にもつながってくるのではないでしょうか。
③特別編の内容は?
インタビュー記事によると、最終回は特別編とのことなので、次回の第5話で本編は完結するということのようです。
では特別編はどんなストーリーが展開されるのでしょうか?
第5話でいったん本編に決着がつき、続編があるとするなら、ふたりとも生きていて光見は警察から逃れているという状況でしょうか?
でも光見は自分も罪は償うと言っていたし…
光見役の荒巻さんは、最後はいい意味で裏切られるとコメントされてますし、堺役の須賀さんは第6話では少し違ったふたりが見られるとコメントされてます。
このコメントでますます予測がつかなくなってしまったのですが、残り2話、もう楽しみでしかないですね!
▼インタビュー記事はこちら▼
TVLIFE「須賀健太&荒牧慶彦、初共演で互いに刺激「縁みたいものをすごく感じた」『奪われた僕たち』インタビュー」
「奪われた僕たち」第4話ネタバレ まとめ
ドラマ「奪われた僕たち」第4話のあらすじをネタバレありで解説しました。
ついに17年前の事件の真相が明らかとなる次回!
どんなふうに物語が着地するのか、まったく予想できません!
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