この記事では、ドラマ「奪われた僕たち」第5話のあらすじをネタバレありで解説します。
第4話では光見と高校時代の同級生・竹下との過去が明らかになりました。
第5話ではついに17年前の事件の真相が明かされます。
光見の本当の目的も分かる!?
それでは、「奪われた僕たち」第5話ネタバレ!あらすじと考察、感想をご紹介していきます!
ここから先はネタバレを含みます!ご注意ください!
↓
「奪われた僕たち」第5話 あらすじ
「奪われた僕たち」第5話のあらすじをご紹介します。
対峙する堺と光見
警察の監視から逃れ、光見(荒牧慶彦)の待つ曽田村へ向かう堺(須賀健太)。
荒れ果てた自分の実家を通り過ぎ、光見の実家・須藤家を訪れた堺は光見と再会。
光見からドキュメンタリーを完成させようとうながされ、堺は撮影を始めます。
撮影しながら堺は、光見が事件の犯人・須藤玲子の息子であることを確認すると、光見が人を殺すようになったきっかけについて自分の考えを語り始めます。
- 母親が事件の犯人となった光見は苦しみから逃れようとした
- 悪いのは母親ではなく母親を疎外した村人たちだと思い込もうとした
- それを裁くための正義の殺人も存在すると自らに暗示をかけ、母親のしたことを正当化しようとした
- その思考に飲み込まれ、自分自身も他人を手に掛けた。
- しかし自分が正しいのか確信がもてず、被害者遺族である堺に声をかけた
このような仮説をたてた堺ですが、光見はあっさり全てを否定すると、堺の両親を殺したのは自分だと告白します。
17年前の真実
光見が名前を変える前、まだ須藤圭だったころ。
中学生の圭は母親とともに曽田村へやってきました。
それは身体が弱かった圭を思っての移住で、母親の須藤玲子(向里祐香)は実家を改装して村で喫茶店を始めたのです。
玲子は親しみやすい性格で、村人たちにもすぐに馴染みました。
そんなある日、玲子は村おこし懇談会へ誘われますが、用事があり行けないと断ります。
それ以降、村人の態度が一変。
- 以前は褒めていた圭のピアノ演奏がうるさいと苦情を言われる
- 圭は学校でいじめられる
- 喫茶店に人が来なくなる
- 家に悪口を書いた貼り紙をされる
- 家に無断で侵入されてピアノを壊される
須藤親子は数々の嫌がらせを受けるようになり、警察も見て見ぬふりでした。
圭は行き場のない怒りを壊れたピアノにぶつけ、毒物を入手します。
それは圭にとってお守りのようなもので、それを持っていると心が少し楽になりました。
しかし圭が隠し持っていた毒物に玲子が気づきます。
そして玲子は村人に土下座して村おこし懇談会への参加を許してもらいます。
玲子は村おこし懇談会で毒入りのトマトジュースを振る舞い、ジュースを飲んだ村人たちが倒れるのを見届けると、自分もジュースを飲み命を絶ってしまいました。
堺と光見、最後の対決
光見は自分が毒物を手に入れなければあの事件は起こらなかったと言います。
堺は光見に責任はないと否定しますが、光見は殺人に直接も間接もないと聞き入れません。
それでも何度も否定する堺。
しかしそんな堺に光見は畳みかけるように自分に罪があることを説いていくのです。
繰り返し光見から言い聞かせられ、堺の脳裏にふと過去のある記憶が蘇ります。
それは須藤家の前を家族で通りかかった時に両親が堺に言った言葉。
ここの人は悪い人だから。
そして堺はそばにあった鋭利な工具を手にとると、静かに光見に向かっていき…。
「奪われた僕たち」第5話 感想
光見の母親・須藤玲子がとてもきれいでした。
やはり親子だからか見た目がきれいなのはもちろん、凛とした空気感とか似てますね。
死を前にしても表情を変えない潔さまでそっくりで、本当に光見の母親なんだなと納得してしまいました。
須藤玲子がしたことは許されないことだけど、あんなくだらないことで嫌がらせした村人がそもそも悪いのにと、思わずにはいられませんでした。
光見に罪はないと許そうとする堺と、自分には罪があり裁かれたいと思う光見のやり取り。
光見の過去を知ってしまっているので、無表情で堺の言葉を否定し、堺の怒りを自分に向けようとする光見が悲しくて、見てるこっちが泣きたくなりました。
そして最後、目的を達成した光見は幸せそうでしたが、見てるこっちは痛くなって思わずお腹を押さえてしまいました。
痛そうなのはホント無理…
「奪われた僕たち」第5話 考察
第5話を見て気になった考察ポイントはこの3点です。
- なぜ事件は起こったのか?
- 光見の真の目的とは?
- 堺がたどり着く先は?
順番に見ていきましょう。
①なぜ事件は起こったのか?
須藤親子が村へ移住してきたのは、身体の弱い息子・圭を思ってのことでした。
圭のためを思ってやって来たはずだったのに、毒薬を隠し持つような状況に圭を追い込んでしまった。
そのことを玲子は自分のせいだと感じ、自分で全てにケリをつけようとしたのかもしれません。
事件を起こしてしまえば、残された圭がつらい思いをするのは分かりそうなものですが…。
やはり玲子も精神的に不安定だったのかな?
そして事件を起こしたことによって、圭もまた自分のせいだと思いつめてしまうとは、玲子は想像もしなかったのでしょう。
②光見の真の目的とは?
光見は初めから堺に裁きを下してもらうつもりだったのでしょう。
その時がきたら罪を償うと話していた光見。
最期は堺の手によってと決めていたから、指名手配された時も警察には捕まらず逃亡したのでしょう。
光見はずっと堺に許されたかったのかもしれません。
そしてそれは堺の手によって裁かれるという方法でしか成し得なかった。
最後、光見は願いどおり救われたのだと思いますが、悲しすぎますね。
③堺がたどり着く先は?
堺は光見から真実を聞かされても、光見に制裁を下すつもりはなかったと思います。
むしろ光見に罪はないと何度も訴えていました。
自分に言い聞かせる意図もあったかもしれませんが。
しかし光見はカリスマ性があり、他人への影響力が圧倒的なので、堺は光見には罰を受けるべき罪があると思いこまされ、導かれるように光見を手にかけてしまいました。
そして最後は、堺が光見の活動を受け継いだと思われる描写がされていました。
そのときの堺の目にはもう迷いが見られなかったように感じました。
今度は堺が罪を背負って生きていくのでしょうか?
そう思うと切ないですが、光見の意志が堺の中で生き続けているようで良いエンディングだと思います。
「奪われた僕たち」第5話ネタバレ まとめ
ドラマ「奪われた僕たち」第5話のあらすじをネタバレありで解説しました。
物語は結末を迎えましたが、なんともいえない気分にさせられる終わり方でした。
一方で、次回の特別編では光見の意外な一面が見られそうで、そちらも期待したいです。
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