2024年3月に映画が公開され、話題沸騰中の「変な家」。
冒頭である一軒家の「間取り図」を見せられ、「あなたは、この家の異常さがわかるだろうか」と問われます。
私はもともと間取り図を見るのが好きなので、変な部分を真剣に探してしまいました!
この記事ではそんな漫画「変な家」について紹介していきます。
こんな方におすすめ
- オカルトに抵抗がない
- ミステリーを気軽に読みたい!
- 伏線がしっかり回収されるストーリーを読みたい!
さらに……
原作小説が好きな方はもちろん、
間取り図が好きな方には全力で推します!
漫画「変な家」基本情報
- 著者:雨穴(原作)/綾野暁(作画)
- 出版社:一迅社
- 掲載誌:HOWLコミックス
- ジャンル:ミステリー・サスペンス・ホラー
- 単行本巻数:既刊4巻(2024年11月現在)
ウェブライター・雨穴さんの大人気同名小説をコミカライズした作品です。
ここから先はネタバレを含みます!ご注意ください!
↓
漫画「変な家」あらすじ
オカルト専門フリーライターの主人公は、知人から謎の空間がある一軒家の間取りを見せられます。
知り合いのオカルト好きな建築設計士・栗原に意見を聞くと、家族3人が住んでいたというその家には、謎の空間の他にもおかしな点があると言います。
そして栗原は両親が子供を閉じ込め虐待していた可能性を示唆。
そんな中、主人公は一階と二階の間取図を重ねると、二階の子供部屋と一階の浴室の角が重なることに気づきます。
主人公は、この重なる部分が子供を入浴させるための隠し通路ではないかと考えます。
しかし栗原は一階にある不自然な寝室に興味を持ち、そこからこの家が殺人のために建てられたのではないかと推察。
さらに家の住人が殺人代行業者であった可能性があるという衝撃的な意見を述べるのでした。
漫画「変な家」のおすすめポイント
- 「間取り図」から広がる物語
- 栗原の推理がすごすぎる!
- ありそうでなかった新感覚ホラー
それでは順番に見ていきましょう。
「間取り図」から広がる物語
事の発端はなんだかおかしな間取り。
台所の端にある「謎の空間」はいったい何なのか?
オカルト好きな主人公と建築設計士の2人が間取り図から読み取っていくわけですが、その家には他にもおかしな間取りが存在していることに気づきます。
そこから推理が広がり、そこで殺人が行われていたのでは?なんていうとんでもない発想へと発展していきます。
とはいえ、全ては建築設計士・栗原の想像上の仮説。
そんなことあるわけないなどと思っていたら、仮説を裏付けるかのようにバラバラの遺体が発見され一気に現実味を帯びてくるのです。
そしてそこからさらにもう1軒の怪しい家へと物語はつながっていきます。
たった2枚の間取り図から読み取り想像される事が、突拍子もないことの連続で思わず読まされてしまいます。
しかも想像で浮かび上がった疑惑が、現実の殺人事件へとつながっていくので目が離せません!
栗原の推理がすごすぎる!
物語は「間取り図」をもとに、ほとんど会話と想像と回想で進みます。
そこで驚かされるのは、図面を見ただけで殺人まで推理できる建築設計士・栗原です。
しかもほとんど動いているのは主人公。
栗原は主人公から受け取った情報のみで推理していくのです。
さながら安楽椅子探偵のような建築設計士・栗原。
普通に栗原の実力がすごすぎます!
栗原は実は関係者なのでは?と何度も疑いました
ありそうでなかった新感覚ホラー
ちょっと奇妙な「間取り図」をもとに謎解きへとつながっていくというのは、ありそうでなかったので新鮮です!
初めは謎解きをしているため、ホラーというよりはどちらかというとミステリーっぽく感じます。
しかし、間取りの秘密、住んでいた住人の背景など物語が進むにつれ、じわじわと怖さが出てきてホラー色が強くなっていくのです。
少しずつ深みにはまっていき、気づいたときには引き返せない面白さがあります!
漫画「変な家」登場人物
主人公
オカルト専門のフリーライター
栗原
オカルト好きな建築設計士
宮江柚希
主人公の記事をみて連絡してきた女性
変な家に住んでいた家族
片淵綾乃
宮江柚希の姉
片淵慶太
綾乃の夫
Aくん
片淵夫婦の子供
ひろと
片淵夫婦の子供
ようちゃん
柚希の従弟
漫画「変な家」まとめ
この記事では漫画「変な家」を紹介しました。
「間取り」をもとに広がっていく物語。
つぎつぎと現れる衝撃の展開から目が離せません!
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